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能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

熊坂

毎月第一日曜は観世会定期能。

なのですが、今日は特別なイベントで明治神宮内の奉納能がありました。私はまずそちらに出演してから、終了後に観世能楽堂に向かいました。

終演後も全体集会1つに話し合い2つ。さすがに少しくたびれました。

ただ今日の観世会の留の曲(トリの)曲、『熊坂』は素晴らしかったです。シテは関根祥人氏。

『熊坂』は熊坂長範という古の大盗賊をシテにした能で、後半は長刀を振り回しての激しい舞があります。若い人が演じても息の上がる曲を、来年には50歳になる祥人氏が、若手の誰にも負けないくらいのキレと迫力で演じられました。
久しぶりに、血湧き肉踊る、大変勉強になる能でした。

自分もまだまだこれから、徹底的に身体を鍛えていかねばなりませんね!
by munenorin | 2008-11-02 23:56