能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

正門申

タイトルの文字を見ただけだと何のことやらという感じですが、今日の午前中は今度の日曜に行われる「正門別会」の申し合わせ(リハーサルのこと)でした。私が手帳に略して書くとタイトルのようになります。
正門別会というのは、観世流の先代25世宗家・故・観世左近元正の直弟子一同によって開催されている年一回の特殊な会で、今回で39回目を迎えます。今回は私の父である武田宗和による『木曽 願書』と野村四郎師による『関寺小町』、浅見重好氏による『鵜飼 真如ノ月』です。私は『木曽』の立衆として出演しています。

父の『木曽』ももちろんおススメではあるのですが、今回はなんと言っても四郎師による秘曲『関寺小町』の上演でしょう。俗に『三老女』と言われる能の最難曲3曲の中でも特に上演頻度が少なく、最も難しいとされている最奥の曲です。
今回は残念ながらチケットが完売となっており、今からチケットをお求め戴くことはできませんが、また日曜の終演後にはこのブログ上でいろいろお知らせしたいと思っています006.gif

もう一つ、今回の正門別会の秘話は、今回シテを勤める武田宗和は昭和23年生まれ今年で満60歳、野村四郎師は昭和11年生まれで満72歳、浅見重好師は昭和35年生まれで満48歳、つまりそれぞれ一回り違いのねずみ年の年男達なのです!正門別会は毎年適度なローテーションでシテ番をまわしているので、これはおそらく偶然だと思いますが、不思議な現象です。お三人とも大変マメによく動き回るねずみ男たち(?)だと思います。

それは別にして、自分の父が今年で還暦になるというのは何ともいえない気分がします。まだまだ若く見えるのですが、これからは健康に気をつけて、大好きなお酒も適量にしてもらわないと・・・

ではではまたお会いしましょう004.gif
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by munenorin | 2008-06-13 17:04 | 能楽日記