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能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

七拾七年会御礼

一昨日、七拾七年会にいらして下さった皆様、本当に有難うございました。色々御見苦しい点もあったかとは思いますが、お蔭様で大勢のお客様にも恵まれ、無事に第1回公演を終えることが出来ました。

私は当日はギリギリ風邪かどうかといった体調でしたが、公演終了後には気が抜けたせいか一気に風邪への一途を辿り、昨日は38度以上の熱を出して一日中寝込んでいました。しかしよく休んだ甲斐あって、既にほぼ体調は快復しています001.gif

今回初めてこうして自主公演を打つに当たってよく分かったことは、舞台上では多くのお客様に温かい励ましの空気を作っていただき、楽屋内では先輩方や同世代の仲間や後輩達に色々な事を助けて頂いて、初めて成り立たせることの出来た会だったのではないかということです。特に、同人それぞれの師匠格の方たち(山本東次郎さん、山本則俊さん、小寺佐七さん、曽和正博さん)が、弟子の様子を見守るためにわざわざ足を運んで下さったことには本当に感激しました。
この第一回を開催するにあたって傾けた情熱を今後も決して忘れることの無いよう、常に新鮮な気持ちで、良い意味での斬新さを大切にしていきたいと思っています。より多くの皆様に楽しんで頂ける「能・狂言」を目指して・・・。

そして次回「七拾七年会」はなんと7月20日(祝)、7月21日(火)の2日間連続公演です!!
私は20日(祝)に『邯鄲』のシテを勤めさせて頂く予定です。二日間の割引連券もご用意する予定ですので、どうぞ次回以降も宜しくお願いします。

さて私事ですが、今日は祖母の四十九日の法要と納骨でした。病み上がりの身体には幸い、暖かな日差しに恵まれたので、何とか無事に喪主としての勤めを果たすことが出来ました。これで今年の大仕事はあらかた終了です。

あとは新年4日の観世会『翁』の千歳へ向けて・・・早く万全の体調にして、しっかりと追い込みの稽古をかけて行きたいと思います004.gif
by munenorin | 2008-12-25 23:34 | 能楽日記