能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

本年最後の武田同門会

明日は渋谷の観世能楽堂で、本年最後の「武田同門会」です。

能『和布刈』松木千俊
狂言『塗附』野村萬斎
能『富士太鼓』武田文志
能『車僧』佐川勝貴

※全体的にバランスの取れた番組です。

☆16時開演 終演20時半 全席自由ですので、ピックアップ鑑賞も可能です。 
☆入場料金 一般5,000円 学生2,000円 当日券もございます。

b0145146_2235353.jpg私は地謡の他、開演前のお話も担当させて頂きます。
明日の『富士太鼓』は子方を従兄弟友志の長男・おなじみの章志が勤めます。シテとの連吟(一緒に謡うこと)があったりと、6歳半の子にとってはなかなかの難役です。宜しければ、ぜひその姿を観にいらして下さい。








さて、本ブログなのですが、最近は更新が滞りまして誠に申し訳ありません。実は現在、私は多くの記事をSNSであるFacebookに毎日のように投稿しています。これからも折に触れてブログでも記事をアップいたしますが、宜しければFacebookにご参加されませんか?紹介・登録制なので、ご興味のある方はメールアドレスを非公開コメント等でお教えいただけば、こちらからご招待のメールをお送り致します。どうぞ宜しくお願いします。
[PR]
# by munenorin | 2011-12-19 22:10 | 能楽日記

震災復興の灯に…

今月の30日(水)19時より、椿山荘の向かいの「東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂」にて、「HOPEWITHチャリティーコンサート 2011 癒やしへの誘いvol.3」が開催されます。一昨年より続くこのチャリティーコンサート、今年は特に東日本大震災の復興支援へのチャリティーとして開催されることになりました。

私も昨年から聴きに伺っていますが、現代的、かつ荘厳な教会で聴く歌声はとても心地良いものです(立派なパイプオルガンも素敵です)。そして何より、出演者が素晴らしい!!ソプラノの高橋薫子さん、テノールの井ノ上了吏さんをはじめ、日本のクラシック界のトッププレイヤー達が出演されます。 これだけのメンバーで入場料4000円というのは格安だと思います。また歌われるのは有名な楽曲ばかりですので、クラシックに普段馴染みのない方でも楽しめる内容かと思います。

今年も私は伺いますが、宜しければぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか?以下に改めて詳細を掲載させて頂きます。

☆日時:11月30日(水)19時開演
☆会場:東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂
☆入場料:4000円 全席自由
☆お申込み
フィアレスファクトリー 03ー3351ー7041
(インターネットからのお申込みは)
http://hopewith.com/

ご不明な点はこのブログ上でも承ります。どうぞ宜しくお願いします。
[PR]
# by munenorin | 2011-11-23 11:43

いざ道成寺へ!

b0145146_14393367.jpg

b0145146_14393465.jpg

b0145146_14393499.jpg

今回私が関西にやってきた理由、それは私が講師を勤めさせていただいている、丸の内朝大学能クラスの旅行会のためでした。

今年の春に主任講師を勤めさせていただいた折、生徒さん・先生の両方から、「どこかに旅行に行きたいですね」という話が出て、いろいろリサーチした結果、最もご希望の多かった紀州道成寺に行こうということになりました。そこで、せっかくの和歌山県の旅ならばと、宿泊を「ゆの里」にして、2日目は高野山を回るという、ちょっとスピリチュアルな旅行会を企画しました。また私個人にとっては、来年の道成寺の舞台に向けた参詣ということにもなります。お寺には事前にご祈祷の予約をお願い申し上げておきました。

新大阪駅に集合して、バスで現地へ。道成寺そばのレストラン「あんちん」で昼食を取り、道成寺へと向かいました。乱拍子の謂われとなっている長い石段を上がり、境内へ入ります。御本尊の千手観世音菩薩をはじめとした数々の御仏像を見せていただいてから、ご住職の絵巻物を使った「絵解き説法」を伺います。これが大変ユーモアに溢れてわかりやすく、また現代人にとっても示唆に富んでいて、素晴らしいものでした。ちなみに、現在絵解き説法を受けることが出来るのは、全国でここだけだそうです。
その後、本堂へと上げていただいてご祈祷を受けさせて頂きました。ご祈祷には旅行会参加の皆さんにもご参列頂きましたので、結果的に20名余りの皆さんに見届けて頂くという形となりました。
その後、いつもお世話になっている霊泉「ゆの里」へ。温泉に入った後は宴席です。「四海波」の大合唱で幕を開けた2時間半ほどの会、ゆの里自慢の豚しゃぶ(美味しい野菜付)に皆で舌鼓を打ちながら、終始和やかな雰囲気で進みました。
そして今朝から高野山…なのですが、私は夕方から東京で仕事があり、大変残念ながら旅行会はここまでとなりました。皆さんが楽しく旅を続けてくれていることを祈りつつ、現在帰路についているところです。

「道成寺参詣」は、披きの「道成寺」を控えている者にとっては大切な行事の一つです(絶対行わなければならないという訳ではないのですが)。私は以前より、1人で行くものだろうと漠然と考えていたのですが、こうして多くの皆さんに見届けていただけたことは、本当に幸せなことでした。これは自分にとって人生の大切な行事の一つですから、たぶんこの日を一生忘れることはないでしょう。そして、皆さんの目の前でご祈祷を受けたことで、より責任が増したように思い、気合いが入りました。また、道成寺のご住職がお話し下さった、「道成寺を勤めることは千手観世音菩薩様の手の一つ。それを無事演じることで、菩薩様の役割の一旦(皆を幸せにする)を担うのだ」という言葉がとても印象的でした。また明日からの稽古もしっかりと頑張りたいと思います。

そして何より、今回の旅行会(まだ終わってはいませんが)を多くの方が楽しんでくださっている様子が、自分にとってはとても嬉しいことでした。本当に幹事冥利につきます。同じく幹事を勤めて下さった、緑泉寺住職の青江さん、金春流の中村さんからは、次の旅行会の企画が早くも持ち上がってきています。道成寺公演が終わった来年辺りにでも、また実現できたら良いなあと思ったところで、ちょうど自宅に着きました。
[PR]
# by munenorin | 2011-11-14 14:39