能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

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水の羽衣

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昨日から大阪です。

ケガの影響で先月は謡サロンとお稽古をお休みしたので、およそ2ヵ月半ぶりの大阪でした。
謡サロンでは2日続けて長い舞も舞いましたが、ほとんど膝に違和感はなく、ここにきて想像以上に順調な回復をみせているようです。

そして今晩から「ゆの里」に来ております。1月にはこちらで「ゆの里能」をさせて頂き、羽衣を舞わせて頂きましたが、今日は素敵なお知らせがありました。
現在こちらで、こちらのお水をベースにした自然素材の入浴剤を開発されているのですが、その入浴剤の名前を「水の羽衣」という名称にして下さるというのです。とても嬉しいなぁと思いました。写真の水桶にその入浴剤を入れて手を入れてみましたが、びっくりするほど肌がすべすべになります。一般発売は夏頃の予定。ゆの里にお立ち寄りの時には、ぜひお買い求めになられると良いと思います。

今晩もこちらの社長さんと専務さんと、楽しくお食事をさせて頂きました。写真はこちらのお水で作ったお野菜です。何もつけないでも素材のままで甘味と旨味のある、本当に美味しいお野菜です。
あとはこちらのお湯に浸かって、しっかり膝をいたわりたいと思います。
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by munenorin | 2010-03-23 21:47
まずは今週、同門会や研究会などで昼夜掛け持ちの続く、復帰直後にしてはかなりハードな一週間ではありましたが、何とか乗り切ることが出来ました。座る時間が長くなったり幾度も続いたりすれば、もちろん膝に負担はかかりますし疲れが溜まったようにはなりますが、そこからの回復も随分早くなってきたように思います。とにかく今月中にある程度の目処がつけばと、治療と仕事を両立させながら日々過ごしています。

仕事に復帰してからは、ほぼ休み無く稽古や舞台が続いている状態ですが、これは本当に有り難いことだな、とつくづく思います。こんなことをブログに書くのもどうかとは思いますが、休養していた3週間は舞台も稽古もお休みしていたのでもちろん完全に無収入になります。さらに治療に毎日通うということでかかる出費もそれなりの額になってしまいます。今は独身ですからそれほど大きな問題ではありませんが、もしこれが家庭を持つようになったら、或いは休養の期間がもっと長くなってしまったらと考えると、本当に身体は大切だとつくづく思わずにはいられませんでした。
そして今回気付いたのは、自分は舞台に出ること、楽屋にいることが好き・・・というか、あるリズムの中で絶対に必要なものなのだ、ということです。うまく説明できませんが、生活のメリハリとして、自分にとって仕事が絶対に欠かせないのです。これは自分が必要とされている環境に身を置きたいという気持ちの表れなのでしょうね。
また本当に有り難いことに、楽屋で多くの先輩や仲間たちが私に励ましの言葉を掛けて下さいますし、労わって下さいます。だからこそまた前向きに捉えて日々過ごして行きたいと思うようにもなれるのです。

この感謝と喜びの気持ちをずっと忘れないようにして、身体の続く限り舞台を続けていくことが出来たら良いな、と心から思います。
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by munenorin | 2010-03-20 22:50 | 能楽日記

経過報告

先日舞台に復帰してから、今日で一週間が経ちました。

復帰当初は仕舞や舞囃子の地謡など、比較的短い出番の物が多かったのですが、先日の土曜日に「三鷹弥生能」で能「熊野」の1時間余りの地謡に初めて座りました。そして今週は明日、明後日、金曜日と、全て昼夜で申し合わせと本番のダブルヘッダーという強行日程です。特に明日は武田同門会の本番なので、研究会の申し合わせと併せて3番分の地謡に座ることになります。座ってみた感覚ではおそらく問題はなさそうなのですが、とにかく様子を見ながら、慎重によくいたわって乗り切って行きたいと思います。

怪我をした場所が場所なだけに、なかなか「ハイ、すっきり治りました」と行かないのが辛いところではあります。特に怪我をした当初の回復の早さから考えると、今は若干足踏み状態のような気もするのですが、それでも長い目で見ればだんだんと良くなって来ている手応えは感じられます。つい気持ちが焦りますが、それが行動に出て無理をしないようにくれぐれも心掛けなければなりません。

また地謡に座るだけでなく、舞も舞えなければ完全復帰とは言えません。現在はお弟子さんの稽古などをしながら、少しずつ舞のリハビリも始めています。まず最初は来月18日(日)の花影会の「国栖」天女役になりますが、そこへ向けて、不安の無いようにして行きたいところです。

まずは今週を、せめて後戻りだけはしないようにしっかりと乗り切りたいと思います!
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by munenorin | 2010-03-15 23:50 | 能楽日記

久しぶりの楽屋入り

今日より舞台復帰しました。

復帰第一弾は明日行われる囃子科協議会の申し合わせです。

久しぶりの楽屋入りだったので少し緊張しましたが、とにもかくにもまず今回のことでご迷惑を掛けた方たちにお詫びにあがりました。皆さん一様に、とても温かい励ましのお言葉を下さいます。本当にありがたいことです。今回はこの復帰に向けて、多くの方達に大変お世話になり、色々お気遣いや励ましのお言葉を頂戴しました。そんな皆様に、この場をお借りして御礼申し上げたいと思います。本当に有難うございました。

さて実際に楽屋に行ってみると、例えば俊敏に動くことが出来なかったり、座ったり立ったりに若干時間が掛かってしまったりするので、楽屋にいるだけでもかなりの面で不備を感じました。もう少し馴れてくれば大丈夫になってくるのかも知れませんが、まだ完全復帰には程遠いようにも思いました。

ただ6月には『善界』のシテ、そして12月には大曲『乱』が控えていますから、ここは焦らず、慎重にも慎重を重ねて完全治癒に向けて努力していきたいと思います。

明日は舞囃子の地謡だけですが、だんだんと舞台自体も長く出演するものが多くなります。それなりにリハビリをしていたので、体力はあまり落ちていないと思いますが、ここはすこしづつ身体を慣らしていく必要がありそうですね。
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by munenorin | 2010-03-10 00:21 | 宗典舞台予定

いよいよ復帰しますっ!

永らく療養しておりましたが、来週より稽古・舞台に復帰いたします。最初はまだ膝と相談しながらになるとは思いますが、6月には大変激しい天狗物の曲「善界」のシテもありますし、早く元通りになれるよう、気をつけながら頑張りたいと思います。

さて、今回は大人になってからの能楽師人生としては、初の3週間もの長期療養でした。特にここ最近は本当に忙しかったので、なかなか生活のリズムが一定にならないことに色々苦しんでいる部分もありました。今回の療養期間中は、そういった意味でまた新たに生活のリズムを整える習慣を身に着けることもできましたし、普段出来ない稽古にも少しだけ取り組んでいくことが出来ました。そして料理も出来ましたし037.gif

また復帰してスケジュールが詰まってくれば色々と変わって行く部分もあるかとは思いますが、自分自身の地力を養えるようなことに、これからも少しずつ取り組んで行きたいと思います。

これからもどうぞ宜しくお願い致します。
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by munenorin | 2010-03-06 22:44 | 能楽日記

自炊

ずっと自宅にいるのでそうなるのは当たり前といえば当たり前なのですが、先日「ぶちうま」を昼食に食べた2月24日から、わずか2食を除いて朝・昼・晩、全て自炊しています。こんなことは生まれて初めてです。

昨年の8月から一人住まいを始めたものの、ずっとドタバタしていたのでとても自炊どころではなく、キッチンはほぼ無用の長物と化していたのですが、今回のことで時間が出来たので、「たまには料理でもしてみるか!」と軽い気持ちで思い立ったところ、何だか急に自炊に目覚めてしまいました。
b0145146_1384885.jpg外に食料品の買出しに行く距離が足のリハビリにちょうど良く、また料理にも思ったほど時間がかからないことがわかったので、なんとなく習慣になってしまったのでしょう。もちろん一人暮らしなので、前日の残りを翌朝に食べたりもしていますが・・・。
今日はそんなわけで調理器具を少し買い足してきました。明日は大根の煮物を作ろうと思います。作るのは初めてです。さて、どんなものが出来ますやら・・・004.gif
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by munenorin | 2010-03-04 01:39 | オフ、ふっ、ふ。

まもなく終了・・・

今日は津波が大事に至らなくて良かったですね。しかし地球の裏側の地震がこうして影響を及ぼすとは、世界は広いようで狭いのかもしれません。それにしてもこのところ各地で大きな地震が多いような気がします。


さて、オリンピックもあとは2種類の競技と閉会式を残すのみとなりました。

昨日から今日にかけても、フィギュアのエキシビジョンやスピードスケートの女子団体追い抜きなど、最後にまでしっかりと見どころがありました。団体追い抜きは0.02秒差の銀メダルと本当に惜しかったですが、次に繋がるメダルであったように思います。
今大会は金メダルはありませんでしたが、銀3つに銅2つと、日本選手もなかなか健闘しました。ただやはり世界を相手にするにはいま一歩力が足りないというのが現状のようで、スキー種目では入賞は多くてもメダルには届かず、メダルを取れるのは、参加者全員入賞と別格の力を見せたフィギュアスケートと、スプリントのスピードスケートのみということのようです。それでも前回トリノに比べたら、随分勝負できる可能性のある種目が増えたように思います。これが4年後のソチにどう活かされるか、真央ちゃんの金メダルの可能性と共に本当に楽しみですね。

さて、今回は私が怪我をして自宅内でくすぶっていた時期と、オリンピックの開催期間がものの見事に重なっていたので、本当にたくさんの競技をテレビ観戦しました(今までは冬季は、見てもフィギュアくらいだったのですが)。スピードスケートやカーリングなどの面白さに初めて気付くことも出来ました。たぶん今後の人生でここまで自由にオリンピックを見られることは無いと思いますし、またあってはならないとも思います(笑)。いずれにしても自分にとってはちょっと特別なオリンピックとなりました。

明日の閉会式を見る・・・かはわかりませんが、自分の中でしっかりと幕を下ろしたいと思います。
 
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by munenorin | 2010-03-01 00:27 | 四方山つぶやき