能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

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チョビヒゲ

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謡サロン後のランチのひと時・・・

名優チャップリンにも、ドリフの加トちゃんにも負けないくらい、周囲の笑いを誘っていました。

ちなみに彼の鼻の下についているのは「海南醤油」という、中国の海南島で作られているたまり醤油です。
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by munenorin | 2009-06-29 23:49 | 謡サロン

差し入れ

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気が付いたら10日ほど経っていました。

さて、今日から大阪「謡サロン」です。今回は来月の七拾七年会でシテを勤める『邯鄲』を特集しています。
実は邯鄲は昨年に一度サロンで取り上げているのですが、今回大阪からも多くの皆様が七拾七年会にいらして下さるので、いわばプレワークショップ的にもう一度取り上げることにしました。
今日は初参加の方も4名いらしたので、結果的に大変賑やかで盛りだくさんなサロンになりました。
ちなみに来月10日の東京のサロンも邯鄲を特集します。よろしければぜひ気軽にお越し下さい。


さて、写真はサロン前に、会場である朝陽会館の持ち主のご子息であられる上野朝彦君(大学2年生)が差し入れで下さったアイスです。
今日の大阪は暑かったので、とても嬉しい差し入れでした。本当に気の良い素敵な青年です。
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by munenorin | 2009-06-28 23:21

嵐を呼んだのは・・・

昨日は武田同門会。『鵜飼』のシテを勤めさせて頂きました。観にいらして下さった皆様、本当にありがとうございました。

昨日はここ何回か大きな役で舞台に立たせて戴いた中では、最も良い体調・良い精神状態で舞台に臨めました。そのせいもあり、自分としては今現在出来得る精一杯の力で舞台に立てたように思います。終了後、複数のお客様から『元気をもらえた』というお言葉をいただけたことが何より嬉しかったです。

ただ、一つ舞台を消化すれば、さらに新しい課題・ハードルがまた浮き彫りになってきます。昨日も大変お世話になっている能楽師の先輩から新たなご指摘を戴いて、まさに目から鱗が落ちる心持でした。次の『邯鄲』のときに、少しでも実行に移せれば良いのですが・・・。

昨日は『鵜飼』の後場になって、例の豪雨と雷が訪れたようです。お客様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。どうやら『鵜飼』の後シテの閻魔大王が、嵐を一緒に連れてきてしまったようですね004.gif
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by munenorin | 2009-06-18 00:59 | 能楽日記

明日は『鵜飼』

何だか昨日、今日とスコールのような雨が降りますね。日本もだんだんと亜熱帯になってきたのでしょうか?

明日はいよいよ武田同門会で『鵜飼』のシテです。今日は申し合わせ(リハーサル)でした。
終了後に一つ稽古がありましたが、その後整体に行って身体をケアしてきたので、体調は何とか良好な状態で臨めそうです。

『稽古は本番のつもり、本番は稽古のつもり』の精神を心がけて、全力を出し切りたいと思っています!明日いらして下さるお客様、どうぞ最後まで楽しんで御覧ください006.gif
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by munenorin | 2009-06-15 23:02 | 能楽日記

大役をいただいて・・・

今日は観世能楽堂で『修能会』でした。

小早川修さんが主催する演能の会で、今日の能は修さんの『大原御幸』と浅見真州さんの『烏帽子折』の2番でした。どちらも登場人物の多い曲目ですが、特に『烏帽子折』は子方(子役)が大活躍する能で、今日は修さんの次男・康充君が子方を勤めました。この康充君はその愛らしさとセンスの良さから、今まで子方としてあちこちから引っ張りだこだったお子さんですが、この『烏帽子折』を卒業論文として、今後は徐々に子方としての出演は少なくなる予定だそうです(16日の武田同門会には早速子方で出演されますが)。今回も期待に違わず大変に良い出来でした。特に終了後の宴会で、師匠格の浅見真州さんから「今後も能楽師として頑張っていくんだろ?」と尋ねられて、「ハイッ!」とはっきり返事をしていた姿が印象的でした。

私は『烏帽子折』の立衆(斬られ役)と『大原御幸』の後見の役を戴いていました。

立衆役は若手にとって機会の多い御役ですが、『大原御幸』の後見というのは、最初に番組を見せて頂いた時に『えっ?!』と我が目を疑ってしまうくらいのビックリ人事でした。
後見というのは、いざという時にはシテを代役する事が出来るくらいに一曲すべてを把握していなければなりませんし、何より経験が求められるので、若手にそのお鉢が廻ってくるというのは大変稀なことです。まして『大原御幸』という曲は能楽師にとって大変重い(難しい)とされる曲の一つで、舞台上での所作や装束の着付けなども難しく(通常登場人物の着付けはその曲の後見が担当します)、まさかそれが自分に廻ってくるとは思いも寄りませんでした。さらに一緒に後見をさせていただくのは、流儀の重鎮である野村四郎さん。自分ごときで勤まるのだろうかと本当に不安で、正直大変緊張しました。

精一杯勤めさせて頂いたつもりではありましたが、実際には本番になってみて初めて気がついたことなども数多くあり、自分の経験の無さを痛感しました。ただ今回のことをきっかけに、『大原御幸』という曲にしっかり向き合えたことは自分にとって何よりの財産となるでしょうし、またそのような場を与えて下さった小早川さんには、本当に感謝の言葉もありません。
能楽師には「演じる」「謡う」ということの他に、もう一つ「後見をする」という大切な仕事があります。今はまだ廻ってくる機会は少ないですが、今後は常にそのことも想定しながら日々の舞台に臨みたいと思っています。

さて、先月辺りから何かとブログをサボりがちではありましたが、実は先月には色々と印象に残る舞台がありました。またそれらについての記事も、おいおい書き記して行きたいと思います。
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by munenorin | 2009-06-13 23:57 | 能楽日記

ついに完了!

ずっとお知らせしていませんでしたが、先月上旬から工事に入った我が家のリフォームがめでたく昨日で完了し、明日が工事会社立会いの最終確認です。

以前チラッと書いたと思いますが、これは昨年亡くなった祖母の居住スペースに私が移り住むためのリフォーム工事で、撤去工事等の諸費用はすべて自分で負担しました。私にとっては人生で最大の買い物でした。ただ築25年近く経っているので劇的な変化は望めないかと思っていたのですが、なかなかどうして。壁紙とフローリング全面、キッチン・バス・トイレ・照明等諸々の工事、先ほど改めて眺めてみましたが、恐怖のゴミ屋敷が白亜の小部屋にすっかり生まれ変わりました。

祖母はとにかく物が捨てられない性格だったので、祖父や母の他界後に何度か大掃除を試みたのですが、また直ぐに元に戻ってしまうということの繰り返しでした。本来ならば、祖母が元気なうちにこの工事をしてあげたかったと思いますが、今回捨てた山のようなゴミ・整理品、それを捨てることを、生きている間には祖母は承服しなかったでしょう。私が「これはいらないから捨てる!」と言っても、いつも口惜しげな表情でその品々を眺めていました。
思えば「物を捨てられない」は「捨てたくない」という意思の表れだったように思います。またそんな祖母が、亡くなる直前に「家に帰りたい」と繰り返し言っていたことがまざまざと思い出されます。私にとっては散らかっているようにしか見えない家でも、祖母にとっては住み心地の良い快適空間だったのかもしれません。人にとって「家」とは本当に不思議な存在だと思います。

さて、明日が最終の確認、明後日には冷蔵庫・洗濯機・エアコン等の電気製品を搬入し、いよいよ引越しへの準備を段階的に始めていきます。今回リフォームした部分が1階、今住んでいる部分が2・3階、家の中は階段等で繋がってはいないので、完全に別棟という形になります。もちろん行き来が無くなる訳ではありませんが。まとまった引越し日を確保することは出来ないので、仕事の様子を見ながら徐々に荷物を移動させ、完全移行は8月頃になるでしょうか?またそのうち、ここにも画像を掲載したいと思います。

またタイミングと言うものは面白いもので、私が電化製品を買おうかという時に、2・3階で使用している洗濯機がものの見事に壊れ、数日前に家族と一緒に購入しに行きました。こちらは既に搬入が済んでいますが、その際に洗濯機周りを整理してみたら、出ること出ること不用品の山!それらをすっかり捨てて、より一層スッキリとなりました。またついでに妹が冷蔵庫周りを掃除していたら、ちょっとしたハプニングから冷蔵庫全体を動かして掃除する羽目になることに・・・。信じられないくらいのホコリの量でしたが、こちらも健闘の甲斐あってすっかり綺麗になりました。
季節はずれの(しかも深夜の)大掃除でしたが、なんだか気分もリフレッシュできました006.gif
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by munenorin | 2009-06-08 00:48 | 四方山つぶやき