能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

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初めて見ました

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東京都内ではありませんが、初めて見た標識です。

『いたわりゾーン』、良い響きですね。これから各地でこういった標識が増えていけば良いな、と思いました。
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by munenorin | 2008-07-30 21:26
今日は稽古能の掛け持ちでした。

午前9時半から12時まで渋谷の観世能楽堂2階で、場所を移して13時から17時まで中野坂上の武田修能館で。あとの宴会も含めると(座敷席)、今日は又従兄弟の武田祥照と一緒に8時間半くらい正座していました008.gif足が綿のようです048.gif

昨日が激しい腰痛だったので今日一日を乗り切れるかどうかかなり不安だったのですが、ストレッチの甲斐があったのか、昨日よりだいぶ調子が良くなりました。お騒がせしました001.gif

さて、昨日思わせぶりにお伝えした大きな舞台の情報をお知らせします。

一つは新しい会のお知らせです。今年の年末12月23日(祝)、神楽坂の矢来能楽堂で、『七拾七年会』という新しい会を開催することになりました。これは1977年(昭和52年)生まれの学年という(私は1978年の早生まれ)、能楽界としては比較的若いメンバーで、能楽界にある種の新風を吹き込んでいこうと企画した会です。
私のほかに、従兄弟の武田文志、シテ方の坂井音晴、狂言の山本則重、太鼓の小寺真佐人、小鼓の住駒充彦などが出演いたします(他に大鼓の原岡一之もメンバー)。能は『安達原』、他に狂言と仕舞、そしてワークショップがございます。
私たちの世代に近い方や、今まであまり能をご覧になったことのない方にできるだけいらしていただきたいという思いから立ち上げた会です。
またこの会でもブログを立ち上げる予定ですし、詳細や様子については追ってお知らせいたしますが、もし興味を持っていただけるようならぜひご予定いただきたいと思っています。料金も正面指定が6000円、自由席が4000円と比較的リーズナブルな価格に設定させていただくことが出来ました。一人でも多くの皆様のご来場をお待ちしています!

もう一つは私事なんですが、来年1月4日の観世会定期能(初会)の『翁』で、御家元の千歳を勤めさせていただくことになりました。
千歳は2002年に勤めさせていただいて以来7年ぶりとなりますが、今回はお家元が翁を勤められますし、また新たな気持ちで一からのスタートと思い、しっかり稽古に励みたいと思います。

というわけでこの二つの舞台、よろしかったらぜひご来場ください。詳細は又おいおいブログ上でお知らせします!
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by munenorin | 2008-07-30 00:13 | 宗典舞台予定

不調

どうも2日ほど前から腰が危険な痛さになってきました007.gif
ちょっとしたストレッチや湿布ではあまり改善されません。

冷え?疲れ?これは弱りました。しかも外に出ると尋常ではない暑さ042.gif明日まではフル回転なのでどうにもなりませんが、せめて今夜は早めに休みます。

次のブログでは舞台に関する大きな発表を二つばかりします。今週の残りの記事をお楽しみに049.gifおやすみなさい014.gif
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by munenorin | 2008-07-28 23:01 | 四方山つぶやき
今日は、以前ユニットバースとして普通のお芝居に出演していた頃大変お世話になった友人、杉山夕ちゃんが主宰する劇団『u-you.company』の第6回公演、『あなたの探し物。無料で探します(仮)』を観に行ってきました。
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この『u-you.company』、今回の出演者は12名、前回は2名、その前は6名、その前は確か20名近く・・・と、公演によって出演者の数が大きく異なるのですが、共通しているのは出演者がすべて女性であるということです。そして毎回この杉山夕ちゃんが、脚本・演出をしています。

女性ばかりの劇団であるからといって別に宝塚のように男役等が登場するわけではなく、皆さん女性のままの姿で舞台に立たれます。つまり女性だけしか登場しないお芝居なのです。この制約はかなり凄いことです。そしてもう一つ凄いことは、基本的にはコメディーを演じるのです(演出の好みにより下ネタも数多く有049.gif)。しかも出演女性は大体皆若くて、ほぼ美しい方ばかり004.gifまた出演者の数の変動から分かるように、出演者はその都度異なることが多く、普段は皆さんそれぞれ違う劇団や舞台、事務所等で活躍されています。

そんな女だらけの劇団を、文字通り女手一つで纏め上げ、育て上げる夕ちゃん。本当に毎回感心しています。これも彼女の人柄がなせる業なのでしょう。
そして何より作品が面白い!私もそれほど小劇場系の芝居を数多く観てきたわけではありませんが、まずハズレがないのです。今回も笑いだけではなく、最後には少ししんみりさせるようなシーンもあって、女性ならではの演出だなぁ、と感心させられました。

こういう風に、以前一緒にお芝居していた仲間が頑張っている姿を見ると、とっても嬉しいし、刺激になりますね001.gifそしてまた芝居をやってみたくなったりもするのです。まぁそれはしばらく封印しておくとは思いますが・・・023.gif

『u-you.company』の公演、今月30日まで、場所は池袋のシアターグリーンです。お時間のある方はぜひ一度足を運んでみて下さいね072.gif
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by munenorin | 2008-07-27 01:29 | たまの観劇日記

高崎行路

今日は高崎で18時半始めの「下平克宏演能の会」。その名の通り下平克宏さんが主催、その他野村萬斎さんなど若手・中堅主体の公演でした。

高崎は夕方にスコールのような雨が降ったのですが、700人の客席はほぼ満席。能は『船弁慶』、狂言は『佐渡狐』と」初心者向けの演目。お客様の熱気がそのまま舞台に伝わるような良い公演でした。

終了後は下平さんが気の置けないお仲間主体に声を掛けてくださり、東京行きの終電まで高崎駅の近くで打ち上げ。それが赤提灯の焼き鳥屋さんのような感じなのですが、おでん・焼き魚・もつ煮・とうもろこしなどとっても美味しいものばかり003.gif東京でもちょっと見かけないようなお店です。食いしん坊バンザイとしては万々歳なお店でした。

帰りは新幹線で結局こんなに遅くなりました019.gif
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それにしても上越・新潟・長野新幹線などで座席の前にあるこの雑誌。いつも中を見ると買いたくなるものがあって必ず持って帰ってきてしまいます037.gif飛行機の機内販売の雑誌よりはリーズナブルだし、ツボを衝く商品が多いです。
次は何を買おうかな?004.gif
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by munenorin | 2008-07-26 01:17 | 能楽日記

迫り来る後輩!

今日は観世能楽堂で能尚会、父の従兄弟に当たる武田尚浩さんのプロの演能会です。

尚浩氏の次男・崇史君の舞囃子「高砂」、尚浩師の能「江口」、長男・祥照君の能「小鍛冶」他の番組でした。

今日は私の又従兄弟に当たります、祥照君・崇史君兄弟のことについて書きたいと思います。

祥照君は21歳で慶応大学4年生、崇史君は早稲田大学の1年生という、兄弟で早慶戦のコンビです006.gif

もともとお父さまだけにとどまらず、お母様やお婆様もしっかりされているお家なので、小さい頃から今に至るまで、すくすくと素直に育ってきている印象でしたが、特に最近になってきて、自分自身の将来に対して責任が出てきたというか、本当に舞台にしっかりと取り組むようになって来ました。
親御さんにしっかり守られているようであっても、決して過保護ではない、しっかりと目的意識を持たせて育てられたということに本当に感心しています。

昨日の記事の続きのようにもなりますが、後輩たちがしっかりしてくるというのが自分にとって、実は一番の刺激になります。絶対に彼らに追い越されてはならない、と。
もちろん舞台は勝ち負けではありません。それぞれの役者が魅力のある舞台を作ることが出来ればそれで良いと思います。しかし私自身が、彼らにどこか一目置かれるような存在にならなければと常日頃から思っています。
そのためにはただ舞台上の技術を懸命に追い求めるだけでなく、きっと人間として大きく成長し続けることが大切なのでしょう。それが舞台人としての成長にも繋がると思っています。

まずは身の回りの一人ひとりの方への感謝を忘れずに、そして感性を研ぎ澄ませて一日一日をドラマティックに捉えていきたいです!
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by munenorin | 2008-07-25 00:22 | 能楽日記

嬉しい便り

今日、久しぶりに大学のときの後輩から一通のお便りをいただきました。

b0145146_23505657.jpg彼の名はK君、サークルの時の後輩です。大学在学中からずっと役者を志していました。
あくまで私見ですが、舞台人としては決して飲み込みの良いタイプではなく、本格的に職業役者を目指すなら、将来的にはかなり苦労するだろうなと危惧していました。しかし舞台にかける情熱だけは誰にも負けない感じで、それが時折キラリとした輝きを見せるタイプでした。

実は彼は大学在学中、私の父について、謡と仕舞を2年ほど稽古していたことがありました。なにぶん学生さんですし、父も月謝等はサービス価格にはしていたのですが、それでも神戸からの一人暮らしでバイトと仕送りで生活を立てる身、色々な事を切り詰めながら必死に稽古に臨んでいたのだと思います。
大学を卒業するに当たって稽古は中断することになり、その後私の家もドタバタしてしまったのでなかなか連絡することが出来ずにいたのですが、風の便りで彼がまだ役者を目指して奮闘しているという話を耳にしてはいました。

そして今日の便りは、その彼がこの春に新国立劇場の演劇研修所を卒業し、役者としてデビューするという報せでした。しかも舞台は紀伊国屋サザンシアター、「こまつ座」(脚本・井上ひさし)という立派な舞台です。

彼の地道な努力がようやく結実したのかと思うと、本当に涙が出るほど嬉しく思いました。そしてどんな風に舞台人として成長したのか、今とても気になっています。きっと私に良い刺激を与えてくれるだろうと期待しています。そして、彼の将来にこれから明るい光が射していくことを心から祈っています。
期間は8月15日から31日まで、観に行くのが今から本当に楽しみです004.gif
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by munenorin | 2008-07-24 00:47 | 四方山つぶやき

大阪謡サロン二日目

今日は二日目、11時からの部、お子さん参加オーケーの回です。
今日の参加者は13名+お子さん3名の計16名です。大阪での一回の参加人数としては過去最多でした。昨日は最少、今日は最多。うまくバランスがとれました(笑)。

会の始まる直前、まだ一歳ほどのお嬢ちゃんが、眠さのせいかとてもご機嫌斜めだったのですが、始まった途端にピタッと静かになって、一時間半の会が終わるまで終始ご機嫌でいてくれました。この年でそんな風に空気が読めるとは凄い!と感心してしまいました。それにしっかりご挨拶もしてくれる、本当に可愛らしいお子さんです。
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そしてゆの里にもいらして下さった、小学校一年のお嬢ちゃん。写真は今日書いてくださった絵です。一昨日よりバージョンアップしていました(笑)。でもサロンの間は絵を書いてくれるだけではなく、きちっと謡のお稽古で声も出してくれるんですよ。サロンをとても気に入っていただけたようです。

さて、今回は謡のお稽古は『橋弁慶』のチャンバラの場面です。長い部分なので三ヶ月に分けてお稽古をしましたが、今日が三回目ということで、その長い場面を通してお稽古をしました。
今日が初参加の方も2人いらっしゃいましたし、皆さんが3回とも参加されている訳ではないのですが、今日のお客様達は息が最初からピッタリ合っていて、それが最後までほとんど崩れることがありませんでした。謡サロンも7ヶ月目の開催になりますが、皆さんやはりだんだんと声を出すコツを掴んでこられているようです。今日は本当に優秀な生徒さん達でした(^-^)v

今回は初めて3日続けての謡サロンでした。もちろん体力的には大変な部分もありましたが、多くの皆様の温かさに触れ、 本当に充実の3日間でした。これからもこの『謡サロン』が1人でも多くの皆さんに楽しんでいただけるよう、様々に工夫していきたいと思っています。

今回ご参加の皆様、本当にありがとうございました!
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by munenorin | 2008-07-22 21:39 | 謡サロン

大阪謡サロン初日

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写真はゆの里さんで栽培されているトマトとメロンです。ハウス内を見学させていただきました。メロンはなんと4株から130個もの実を付けたそうです。通常はうまくいっても10個程度だとか‥。しかも糖度も抜群だったそうです。不思議な霊水で栽培しているからこそ起こることだそうです。本当にびっくり!!

今日はゆの里で朝ご飯&朝湯をいただいた後は、大阪市内に移動して、いつもの大阪天満宮前の朝陽会館で定例謡サロンです。
天満宮の周りでは既に今月25日の天神祭へ向けての準備が進められていて、なかなかの賑わいでした。

さて今日の謡サロン参加者はなんと4人!謡サロン史上最少人数です(笑)。でも、参加して下さったのは既に謡サロン常連メンバーの皆さんでしたので、いつもよりもさらに濃密なサロンになったと思います。

本日取り上げた作品は『羽衣』です。能の一番の代表作の一つですね。この羽衣から、比較的作品の流れを理解していただき易いポイントとなる謡をいくつか謡わせていただきました。すっかり恒例となった、舞や型の実演付きです。

今日『羽衣』を取り上げたのは、8月3日の日曜に谷町四丁目の山本能楽堂で、羽衣の演能があるためです。大阪の参加者の方達は特に、ほとんど能をご覧になったことがない方ばかりでしたが、サロンに回を重ねて参加されるにつれ、だんだんと本格的な能公演をご覧になりたいと思われるようになってくださいました。
本当は、私自身が大阪で能が舞えるようになれば良いのですが、まだそれはなかなか難しい状況です。そこでお客様のご要望をフォローする意味で、今回初めて大阪の催しをお勧めしたところ、早速お申し込みを頂きました。
私達の業界は割と横の繋がりが乏しいことが多いのですが、これからの時代を考えて、ぜひ皆で力を合わせながら能楽界を盛り上げていきたいと思っています。

また今回のサロンでは、参加の皆さんから多くのご質問を頂きました。その内容もだんだんと濃くなってきているようです。
このサロンを通じて、皆さんの能楽へのご理解や興味が深くなっていること、とても嬉しく思います。
そして自分自身もしっかり研鑽を積んで、皆さんの期待に応えていきたいと思っています!
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by munenorin | 2008-07-21 20:04

欲張りな少年

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一つでは飽き足らないようです。
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by munenorin | 2008-07-21 10:16