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能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

謡サロン『巴』

このところ携帯からの更新が続きます。実は以前からPCの立ち上がりが遅めだったのですが、このところその亀の歩みに拍車がかかっています。どうやらセキュリティーソフトのせいらしいのですが‥マトモに動き出すのに20分近く掛かるのでは時間のムダというものです。というわけで今日も携帯から更新です。

さて、今日は東京謡サロン。今度の18日(土)にシテを勤める『巴』の特集でした。
再三このブログでお伝えしている通り、数日前に発症した扁桃腺炎の影響で、昨日までは50%程度しか声を出せない状態が続いていました。それが昨晩グッスリ寝て、今朝起きてから病院に行って治療をしてもらったら、劇的に声の出が良くなったのです!本当に助かりました。
正直なところ、今日の謡サロンは中止も視野に入れなければならないのではないかと覚悟するほどだったのですが、何とか無事に終えることが出来てホッとしています。ご来場の皆様、本当にありがとうございました。

『巴』は謡もテーマも写実的で比較的わかりやすい作品ですが、能としてご覧になる時に、いくつか約束事を知って頂くとより楽しくご覧いただける作品です。今日はその辺りも含めて、解説を致しました。
謡サロンとしては、私が勤める舞台との初のタイアップという形ですので、そうした鑑賞の手引きになるような部分や、私自身の作品への思いなども織り込んだサロンにしてみました。皆様に楽しんでいただけていたら良いのですが‥。

今後は東京ではこのようなスタイルのサロンが増えて行くと思います。そしていつか関西でも、『私の舞台とのタイアップサロン』をしてみたいですね!
by munenorin | 2008-10-10 23:35