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能楽師・武田宗典の舞台活動・観劇活動を中心にした日記的四方山話


by munenorin

久しぶりの歌劇観劇

今日は久しぶりに宝塚歌劇を観てきました。
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東京宝塚劇場で上演されている、花組公演「愛と死のアラビア」「Red Hot Sea」の芝居とショーの二本立てです。またこの作品は男役トップスター真飛聖の御披露目公演でもあります。

約4ヶ月ぶりの宝塚観劇でした。

作品の内容そのものの評価はともかくとして、宝塚にはなんだか自分を元気にする独特の力があります。今日は観に行くことが出来て本当に良かったです。

宝塚歌劇を最初に観たのは確か小学校2年生のとき、以来25年近く観続けています。

私の今築いている人間関係のおそらく70パーセントほどは、全て宝塚を好きになったことによって巡り会った人達です(そうでないのはプロの能楽関係と暁星時代の友人くらいです)。それくらい自分の人生に大きな影響を与えてきました。

観始めた当初は当然生徒さんは年上のお姉さんばかり、それが高校生になって初めて自分と同い年の生徒さんが現れ、気がつけばもういまや自分より年下の生徒さんのほうが圧倒的大多数になっています。

自分と仲の良かった同年代の生徒さんが立て続けに退団していったこの1年ほどで、だいぶ宝塚歌劇と距離ができるようになりましたが、それでも今後まったく観なくなることは無いのかもしれません。

宝塚はここ最近変革が激しく、それも必ずしも良い方向に進んでいるとはいえない状況のような気がしますが、どうかかつての純粋でのどかな雰囲気のあった歌劇団の体質(それは即ち創業者の小林一三の理想であると思いますが)を失くすことなく、数年後の100周年、またそれ以上に続いていくことを願っています。
by munenorin | 2008-07-19 23:38 | たまの観劇日記